胃内視鏡検査について
当院では鼻から入れることができる細い内視鏡を使って胃の内視鏡検査を行っております。検査時間は5分です。鼻から入れることによって、よく言われる[ゲェーッ]となる苦しさを軽減できます。年間約900例のうち、98%の方が鼻から検査をされ、「口からより楽だった」「次も鼻から検査をしたい」と話されています。もちろん「鼻からはちょっと・・・」と言われる方は口からの検査もできます。
検査日:月曜日から土曜日まで毎日、午前に行います。
予約 :検査は予約制です。電話でも予約をお受けいたします。
準備 :検査前日は夜9時前に食事をお済ませ下さい。それ以降の摂取はお水だけにしていただきます。当日は食事をせずにご予約の時間までにおいでください。
内容:検査室では看護師がおひとりずつにお話を伺いながら検査の準備をします。 痛くないように麻酔をしたり、反射や緊張の強い方には注射を使うなどして苦しくない検査を受けて頂けるようにしていきます。検査の結果はその日のうちに説明を致します。組織検査の結果は2週間になります。また、ヘリコバクター・ピロリ菌の検査ができます。但し、服用中のお薬によっては出来ない場合もあります。
安全の為に:内視鏡の洗浄にはオゾンを用いた自動洗浄器を使用しています。肝炎ウイルスやヘリコバクター・ピロリ菌などの感染を防ぐために、洗浄・消毒を徹底して行っております。
料金:1割負担の方 3000円~5000円くらい
3割負担の方 9000円~13000円くらいとなっております。
気になる症状がある方、健診でチェックされた方、どうぞお気軽におたずねください。
大腸内視鏡検査について
患者さんの苦痛をできるだけ軽減するために、緊張を和らげるお注射を使い検査を行います。検査は15分から20分です。 大腸内視鏡検査は、直腸から盲腸まで内視鏡を挿入し観察する検査です。大腸の一番奥の盲腸までは平均して5分程度で挿入できます。その後、必要であれば色素をまいて表面の構造を観察したり、ポリープなどがあれば組織を採取して詳しい検査に出したりします。 検査は無理をせずに行いますので、何か症状がある場合は心配なさらずに受けてみてはいかがでしょうか。
検査日:月・火・木・金曜日の午後と、水曜・土曜日の午前です。
予約:予約の時には次のことを教えて頂きます。 ①現在飲んでいるお薬 ②これまでにしたことのある病気 ③お通じの状態(便秘の方は必ずお知らせください) これらを確認した後で検査日を決めて頂きます。検査日が決まりましたら、前日の食事、お薬、水分などの説明を聞きに来院して頂く日を予約して頂きます。
前処置の説明:検査の前日は食事の制限があります。腸の中をきれいにするためのお薬を飲んで頂きます。検査に必要な採血を行います。検査前日の説明は約30分程度で看護師が致します。
検査日:予約の順番により異なりますが、月・火・木・金曜日は午前11時に、水曜・土曜日は午前8時に来院して頂き準備を始めます。 腸の中をきれいにするための水溶剤1.8ℓをお飲み頂きます。腸の中がきれいになるまでは3時間くらいかかります。 大腸内視鏡検査は15~20分位で終わりますが、腸の形や長さにより多少個人差があります。検査終了後は約30分安静にして頂いた後、結果を説明します。
※水曜・土曜日に検査された場合、結果説明は後日になります。
料金:検査当日の費用はおおむね以下の通りです。
1割負担の方 3000円~7000円
3割負担の方 10000円~20000円
一度の支出としては決して安い額ではありません。しかし、もし定期的な検査を受けず大腸癌になり手術や入院になると、その費用は30万~50万円ほどかかるのです。(国立癌センター中央病院ホームページ2010年3月のデーター)
血圧脈波検査
~血圧脈波検査で血管の状態をみてみましょう~
生活習慣病で治療されている方や通院されている方に血圧脈波検査をお勧めしていますのでご紹介します。血圧脈波検査(ABI・PWV)は両手足の血圧を測定し、比較することで血管の硬さや狭窄を調べる検査で、動脈硬化の度合いや早期血管障害を検出することができます。*ABI検査(足関節・上腕血圧比)は、足首と上腕の血圧を測定し、その比率により血管の狭窄の程度がわかります。